約三十の嘘

観たよ、観たよ。以下は、率直な感想から。
端的に言えば、「笑の大学」の方が好み。あっちの方が感じ入るところは多かったな。
でもね、でもね、それはあくまで比較論なの。十分こっちも楽しめる……いや、楽しむのなら「笑の大学」、味わうのなら「約三十の嘘」って感じ。笑いたい、泣きたい、感情を揺さぶられたいと思うなら「笑の大学」、客観的に観察しながらドキドキしたい、ストーリーを楽しみたいと思うなら「約三十の嘘」って感じかな?「笑の大学」は人の内面の変化を、「約三十の嘘」は人と人との関係性の変化を描いた作品だから。
何かねー、女ってやだなーってちょっと思った。けど、わかるのよ。そういうことを言っちゃう気持ちも、それを行動にしちゃう気持ちも。
田辺誠一はいい。大好きにはなれないけど、嫌いになれない。私の中では、微妙な位置にいる役者さんだね。
あー、どっかのシーンでハッとさせられる八嶋智人の演技があったんだけど……どこだったか忘れちゃった……。
あと、特典映像で椎名桔平が「前半の方がやってて楽しかった」みたいなことを言ってたけど、私としてはやっぱり最後の方のバリバリできる男風の椎名桔平の方がよかったかな。やっぱりそっちの方がしっくりくるんだよなー。そうこなくっちゃ!みたいな。
妻夫木聡、あの人、めっちゃ首長いのね。びびった。でもって、めっちゃかわいいのね。まいった。まいっちゃったよ。でも、実際こういう若造が近くにいたらムカつくんだろーなーと思うけど。
最後に、思ったよりゴンゾウの出番が少なくて残念なり。