昨日出会った有り難いもの

さて、昨日の出来事でもそろそろ書きませうか。
午前10時過ぎ、盛岡インターから高速に乗り、向かったのは青森市。目的はコレ。

弘前劇場公演2005『ケンちゃんの贈りもの』 作・演出 畑澤聖悟
出演 福士賢治、鈴木徳人、森内美由紀、藤本一喜、斉藤蘭、長谷川等(浪岡演劇研究会)、宮越昭司(劇団雪の会)、萱森由介(フリー)
【青森公演】
場所 青森Quarter
期間 7月7日[木]〜7月9日[土]
料金 一般前売・予約 2,800円/学生前売・予約 1,000円/当日券 3,000円
【東京公演】夏のサミット2005参加
場所 こまばアゴラ劇場
期間 7月15日[金]〜7月18日[月]
料金 一般前売・予約 3,500円/学生前売・予約 1,000円/当日券 3,800円
公式HPはこちら

青森はいい天気。まず、会場にほど近いアスパムの駐車場に車を置き、会場にほど近い小さなフレンチレストランに直行。
初めて行ったところだったけど、なかなかステキなお店でした。コレ、お店の外観ね。

あらー、外観も素敵。店内には、店主の奥様がフランスの蚤の市で買い付けてきたというアンティークのカフェオレボウルやらポットやら絵皿がたくさんディスプレイされてて、雰囲気はフランスの田舎町にあるレストランのよう。家庭的な雰囲気がかわいらしいお店。そうそう、ディスプレイの中に小さな小さなティーセットやらアイロンやらポットが置いてあったよ。フランスのままごとセットなのかなー。
お料理は、リーズナブルなキッシュランチをいただいた。ランチメニューなのに、ちゃんとコースのように食べさせてくれるのね。最初にかぼちゃのポタージュと手作りライ麦パン、次にメインのアスパラのキッシュとサラダ、そして最後はデザートのレモンのプリンとお紅茶。キッシュは、ふわふわ食感。サラダの野菜もすごく柔らかでおいしかった。ライ麦パンも焼きたてなのかな?レモンのプリンも酸味と甘みのバランスがちょうど良くて美味。
素敵なお店でリーズナブルでおいしい食事をいただいた後、アスパムに戻り隣接している臨海公園をぶらぶら。海風が気持ちいい公園。やっぱりお天気の日の海はいいねぇ。
そして、開場時間も近くなってきたので会場へ。
この舞台を観るのは2回目。5月にやった弘前公演を観て、絶対もう一回観たいと思った。絶対に。仕事を休んで観に行った今回の青森公演。結果。
観に行ってよかった。
弘前と青森と2回観に行って、高速代とガソリン代とチケット代と、ざっくり計算すると、この舞台と観るためにかけたお金は2万円也。
いやね、お金をかけたことを言いたいわけじゃないの。でも、そのくらいの出費も気にならないほどの舞台だったと。また観たい。記憶が薄れていくのがもったいない。
何かね、今までも笑ったり泣いたりできる舞台は何本か観たことがあるよ。でもね、こんなに自分の涙腺をどうにもできないほど、わき上がる感情をコントロールできないほど、流れる涙を止められない舞台は出会ったことがない。切なくて、あたたかくて、言葉に表すのは難しいけど、とにかくいい物を観せてもらったと心から思う。
こんな舞台に、死ぬまでにまた出会えるだろうか?観終わった後、そんなことを考えた。
本当にいいです。これは、観た方がいい。たくさんの人に観てもらいたい。
果たして、どのくらいの人がこれを読んでくれているかわからないけど、東京の方や東京近郊の方でうっかりこれをに目を通してくださっている方々。東京公演は今度の週末です。
観に行くことを強く強くお勧めします。