クレールの刺繍

出かける前に、昨日観た映画の感想だけでも。

クレールの刺繍
盛岡フォーラム 2/11(土)
2003年製作 フランス
監督 エレオノール・フォーシェ
脚本 エレオノール・フォーシェ 、ガエル・マーセ
出演 ローラ・ネマルク 、アリアンヌ・アスカリッド 、ジャッキー・ベロワイエ 、トマ・ラロプ 、マリー・フェリックス
公式サイト

フランス映画ならではの淡々とした表現。
望まない妊娠をしてしまったクレールと、バイク事故によって息子を亡くしてしまったばかりのメリキアン夫人(覚えにくい)の2人が刺繍を通して出会い、不器用ながら心のふれあいを重ね、メリキアン夫人(覚えにくい)は自殺未遂から立ち直り、クレールは子供を育てる決意をして、前向きに生きていくという話。
なんか、クレールが自分で刺した刺繍のストールをメリキアン夫人(覚えにくいってば)にプレゼントするシーンでぐぐっとこみ上げるものが……
あのシーンは、アメリカ映画だとああはならないと思うんですよ。もっと感情表現をストレートに出してくると思う。そういう感情を抑えた感じだとか、そういう意味ではフランス人の感情の表し方って日本に通じるものがあるのかしら……?と少し思いました。まぁ、あの映画に関してだけかもしれないけど。フランス映画ってあんまり観ないもんでね。
それにしても、フランス刺繍の見事なこと!ラストに出てきた作品なんて、もう、ため息出ちゃいますよ、あんなの!観終わった後、即布屋に駆け込んでしまった私は単純ですか?
……そうですね。我ながらそう思います。