添う枕

つい10日ほど前に退院していた父上ですが、早くも今日から再び入院生活です。
当初は4日間の予定だった入院も、蓋をあけてみたら3週間ほどの入院になりそう。
薬や治療と父上との相性、副作用など、経過を見ながら入院が延びることもありそうです。
でも、検査の結果、最悪の事態は免れていたので、それだけでもよしとしようじゃないの。
先月の入院のときもそうだったけど、父上が入院して家にいないとき、母上と枕を並べて寝ることが多くなりました。
今晩も両親の部屋で、母上と枕を並べております。母上は、隣で既に熟睡中。
何となく、寂しいんだろうね。とりとめもなく、不安だったりね。
父上が病気になってから、たまにだけど、明らかに前より頻繁に祖母を看取った風景を思い出します。あの時はセンター試験の直前だったから、もう10年もたつけど、割と鮮明に覚えてます。
あの時、家族の中で唯一、祖母の死に目に会えなかったのは父上だった。病室を抜けて、親戚に電話してる間に祖母は逝った。
この話は、いずれここに書くことがあるかもしれないし、もしかしたらこれっきり書かないかもしれないけど、あの息を引き取る瞬間の祖母の目を思い出すんです。
さて、これから少し読書でもしてから、寝ようかと思います。
おやすみなさい。