家族

芝居を一本観てきました。
偽りの家族が崩壊していく話。初日だからかなー。最初、ちょっとぎこちなさが気になる舞台上の空気。思いのほか、台詞の噛みが多かったり……でも、最後の方は盛り返してたと思います。
さて。えーと。
思ったのはね、男の人がズルイ脚本だなって。
まぁ、國男のことなんだけど。
選べるのも、やり直しがきくのも男の人だけ。好きにやって、皆を思ったとおりに振り回してるように見えた早紀も、結局は國男のエンドレスな失敗のための、一つの選択肢でしかないという、そういう終わり。
ずるい。都合がいいぞ、國男。
まぁ、でもいい思いをしてるのは國男だけで、一番可愛そうなのは父、作治なんだけど。貧乏くじなんて表現じゃ生温いくらい可愛そう。
割と幸せだったんだろうなぁっていうのは、民子。なんか、そんなふうに思った。
あー、それにしても國男に甘過ぎる話で……まぁ、つまるところの主役でしょうから、しょうがないっちゃぁ、しょうがないんだろうけど……ね。