10日に観た東京ネジのこと。
……あー、もう観てから結構たちますね。
設定がちょっとリアルなワタクシ事と重なって、個人的にこたえた部分はありますが……
えーと、それを引き算してね、うん。東京ネジの方々は、声がいいと思うんです。声で「うわぁ」っと、引き込まれてしまう。声だけじゃなく、その語り口調とか、そういうのも引き込む要素なのかもしれない。
役者が発する、生身の音。その質感が、とても心地よい……というか……、うまい表現が出てきません。言葉にあらわせない、静かな引力を秘めている感じです。静かにね、クイクイとこっちの中に入り込んで来て、クイクイと引きずり込まれるのさ。
その上、会場である狭い喫茶店がいい相乗効果を産み出してたように感じました。雰囲気も、とてもよかった。
今回のネジを観て考えたことは、心に占めるもの。
共感できる台詞であると感じるのは、ちょっぴりでも似たようなことを、一度くらいは思ったことがあるからだ。
でも、明日と、それ以降の自分を思って、涙をぬぐって、鼻をかんで、うまいものを心強い友人と食べにいって、気持ちを晴らすんだ。
観て、よかった。