価値

日曜日に観た舞台、1本目。古巣の公演。
面白かったです。私の問題か、はたまた作品がよかったのか。一番、素直に笑えたかも、です。
やっぱり面白かったのは何といっても前半。それぞれ、キャラが立ってる。嬉しいくらい、”らしい”演技が観られて、満足。
でも、正直中盤(後半?)から、物語が大きく動くあたりから、途端に舞台が平べったく感じて、ちょっとがっかり。せっかく前半がイキイキしてて、立体的に展開していたのに。物語の構造が、きっちりパターン化されてて、最近特にすっかり固定化しているような……気がする。どうだろ?気のせい?で、前よりテーマ性というか、そういう訴えたいものがわかりやすいくらいはっきり台詞で語られちゃっている……気がする。気のせい?か?
スタッフワークがそう感じさせるのか、役者のタイミングがそうなのか、それとも脚本がそうなのか、後半、妙な間を感じる箇所が少々あったなぁ。音オペのタイミングとか、照明だけの転換にちょっとした違和感を感じたり、役者の出はけの間にもたつきを感じたり……うーん。
”突貫工事”という言葉がなんとなく頭をちらつく。
やっぱりねー、前半のような作風が好き。あと、ラスト。終わり方、好きでした。中盤に感じた違和感を除けば、前半とラストの印象がよかったので、観劇後は気分がすっきりしてました。個人的な好みとしては、テーマ性をはっきりと持たない(持ったとしてもはっきりと語らない)コメディーが好きです。でもって、気づいたのは、コントよりも本公演のコメディーの方が観てて好きかもってこと。
それにしても、パンフのスタッフのとこを見てちょいと驚いた。人、減ったなぁ。
次回公演は、9月かー。それも9月の中旬かー。年に2番目の繁忙期と丸かぶりだ!しかも、八芝ってことは平日しかやらないんでしょ!?日曜日、やってくれないんでしょ!?……観れるかなぁ……観れるかどうかわかんないけど、あれ観たいな。お役所仕事。ほかにも観たいコントいろいろある気がするけど、ぱっと思いつかねぇや。