夫婦

東京で観て来た舞台の感想をアップします。
第1弾は、ナイロン。初・青山円形劇場。そして、実は、初・ナイロン。
数年前、盛岡にナイロンが公演しに来ていたときは、ことごとく仕事で観にいけなかった。
東京まで芝居を観にくるようになって、劇団健康とか、ケラ脚本の公演とか観たことはあったけど、正直「おもしろいけど、期待(予想)してたよか物足りない」と思ってた。
……で、初・ナイロン。
お腹いっぱい面白かったし、とっても気持ちよかったし、すごく心が柔らかくなった。同時に、めちゃくちゃおしり痛かったけど。
複数の夫婦の話。それぞれに、それぞれの夫婦の形。
やっぱりお互い違う人だから、元は他人だから、大小の差はあれど、皆がみんな妥協して、あきらめて、我慢して、文句も言ったりして、悩みも抱えて、すれ違って、衝突して。
でも、それは微笑ましい"妥協"で、「まぁ、しょうがないわよね」ってため息まじりに笑顔で言える"あきらめ"で。
そうやって、折り合いつけながら、でもやっぱり一緒に歩いて行く、生活のパートナー。
そういうのって、夫婦という形でしかなり得ない関係だと思いました。
そういうのって、夫婦という形でしか成立しない幸せの形だと思いました。
素晴らしきかな、夫婦という生活。
結婚したくなりました。私もそういうパートナーが欲しくなりました。
それにしても、豆千代の世界は乙女ごころをホクホクさせるなぁ。可愛いんだものー!着物ー!
唯一の心残りは……パンフレットを買い忘れたこと。あー、買っときゃよかったー。